幹細胞で若返りが出来る?10年分の効果がある?
しわやたるみといった年齢肌、できることなら歳はとりたくないものですよね。
そんな悩みを解消しようと、アンチエイジング・若返りに関する技術は日々進化しています。
今回は、肌再生医療で注目される「幹細胞治療」についてご紹介します。
幹細胞って何?
私たちの身体は、たくさんの細胞から構成されています。
皮膚や血液、神経など、すべてが細胞からできているのです。
その細胞のなかには寿命が短いものも多いため、細胞を再生する働きを持つ細胞が存在しています。
また、組織がダメージを受けた場合は、それを修復する力のある細胞が必要です。
このように、細胞を再生したり修復したりする力を持った細胞のことを、幹細胞といいます。
この幹細胞の能力に着目して、病気の治療をはじめ、美容や若返りといったアンチエイジング分野でも幹細胞の研究が行われています。
幹細胞で肌を再生する治療法
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、プルプルつやつやしていて、うらやましくなりますよね。
しかし、年齢を重ねるにつれ、しわやたるみなど肌は老化していきます。
生まれた時点では約3億個ある幹細胞ですが、その数は年々減少していき、肌細胞は元気をなくしていくからです。
そこで、元気な幹細胞を注入して、肌細胞を再び元気にする治療が開発されました。
これが、肌再生医療「幹細胞治療」です。
自身の幹細胞を培養して注入するため、副作用の心配がほとんどありません。
ダウンタイムもほとんどなく、治療したことが周囲にわかりにくい点もメリットです。
幹細胞治療は、ほうれい線や目じりのしわ、にきび跡、毛穴など幅広い肌の悩みに対応しています。
数年前には見られなかった肌老化の症状を改善したいという人や、今の若々しい状態を将来にわたってキープしたい人におすすめです。
幹細胞治療で肌が若返る仕組みとは?
私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織という3つの層からできています。
その層の中には、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンといった美肌に欠かせない重要成分が存在しています。
残念なことに、これらの成分は20代後半くらいから減少し始め、それに伴ってしわやたるみといった肌老化の症状が出てくるのです。
そのまま何も対策をとらなければ、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンは減少するばかりですよね。
それを食い止めるためには、肌細胞を活性化して、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンをたくさん作り出せるようにすることが大切なのです。
幹細胞治療の具体的な流れとしては、まずは、老化しにくいという耳の後ろの肌細胞を採取して何千倍にまで培養します。次に、培養した元気な細胞を、老化が気になる部分に注入します。
すると、自身の肌細胞も元気を取り戻し、栄養素をたくさん作り出せるようになって若返りに繋がるという仕組みです。
効果が実感できるのは、施術してから3か月後くらいだといわれています。
肌細胞の保存も可能
肌細胞の保管サービスを提供しているクリニックもあります。
採取した自身の肌細胞を、細胞の培養を行っている機関において半永久的に冷凍保存してくれるというものです。
肌細胞を冷凍保存しておけば、10年後や20年後の歳を重ねた肌にも、若いときの元気な肌細胞を注入することができます。
幹細胞治療を一度受けたとしても、その効果が永久に続くわけではありません。
現在の若々しい状態をキープしていくためには、肌細胞を保存しておいて、数年に一回のペースで定期的に幹細胞治療を行うのが有効です。
少しでも若い頃の肌細胞を保管できるように、20代・30代といった早いうちから治療を始めることをおすすめします。
幹細胞治療で10年後も若々しい肌を維持しよう!
幹細胞治療なら、細胞レベルでの肌の若返りが期待できます。
定期的に治療を行っていくことで、10年後、20年後も健やかで若々しい肌を保つことができるのです。
先進医療による新しいエイジングケアを、ぜひ実感してみてください。
幹細胞治療で施術のリスク・副作用
自家細胞を移植することから幹細胞移植そのものによる異物反応、アレルギーの危険性は非常に低いと考えられますが観察していきます。
治療時・治療後に局部の発赤、腫脹、一過性色素沈着が起こりうる場合があります。
非常にまれに治療部位以外にも同様の症状が出現する可能性があります。
万一のこれらの症状は1週間程度で消失しますが非常に極まれに数か月程度続く場合があります。
極まれに治療後一時的な皮膚のざらつき感や凹凸感が出現する場合があり一般的に数か月もたたずに消退します。
自己幹細胞を原料とするために一回の幹細胞注入治療できる範囲がかぎられています。
幹細胞治療効果の出現程度、持続期間は患者様の症状や年齢、治療回数により異なります。
治療時に使用する薬剤による副作用が起こる可能性があります。
もし薬剤による副作用が起こった場合は症状に応じて適切な処置を行います。
【厚生労働省受理クリニック】
再生医療第2種
自家培養真皮繊維芽細胞移植術
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